資料解説
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2018文化財ウィーク(75)「収図範囲は、現在の港区(赤坂、六本木)あたりの絵図です。山の手地域の切絵図としては最も多くの改訂版が出版されています。蓮が群生する景勝地でもあった溜池は、防衛上の外濠を兼ねていましたが、上水ができるまではこの水が生活用水だったようです。麻布谷町から松平美濃守(まつだいらみののかみ)の中屋敷の間を上る坂は、忠臣蔵の名場面「南部坂(なんぶさか)雪の別れ」で有名な南部坂です。(Revised and enlarged edition of the zonal map of Imaidani, Roppongi, and Akasaka)This map covers the area around the current Minato Ward (Akasaka, Roppongi). Of all the zonal maps around the Yamanote area, this map has been revised the most number of times.」,2011-2大規模企画展『江戸の町づくり』リーフレットp.12「現在の港区赤坂、六本木一帯の切絵図です。嘉永3年から元治(げんじ)2年(1865)までに4版14種があり、山の手地域の切絵図としては最も多くの改訂版が出版されています。武家地がめだちますが、広重の浮世絵『名所江戸百景 赤坂桐畑』に描かれているように畑地も多いところでした。」
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