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資料解説
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218文化財ウィーク展示資料解説p.6(27)「色男の丹(たん)次郎(じろう)と様々な女性が繰り広げる恋愛物語で、人情本というジャンルを確立した作品です。女性向けに執筆されましたが、若い男性の愛読書ともなり、主人公丹次郎の名は明治時代まで、柔弱(にゅうじゃく)な色男の代名詞となりました。情緒的で官能的な恋愛の描写、江戸語による粋な会話などが当時の若者の好みに合い、大変な好評を博しました。この作品が好評だったため、春水はその後「春色(しゅんしょく)辰巳園(たつみのその)」などの続編を次々に刊行していきました。(Colors of Spring: The Plum Calendar)This is a story portraying the love between Tanjirō, a handsome man, and various women, and it established a new literary genre called ninjōbon (love stories).The emotional and sensual love story combined with conversations written in the stylish Edo dialect won the hearts of young people at the time.」,『第2回江戸資料展』図録解説p.16「春水は、江戸町人の恋愛の葛藤を日常の生活のなかに描いたこの作により、人情本の世界を確立した。主人公丹次郎の名は明治時代迄、柔弱な色男の代名詞となった。後刷本。」,『古書錦絵展』図録解説p.8「人情本。従来にみられた洒落本・草双紙の名残りがなくなり、人情本の分野を確立し、春水の名を不動にした作品」
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