カテゴリ /和漢書
書名
徳川盛世録【画像は第一編巻之一23ウ・24オのみ公開中】  
トクガワ セイセイロク  
著者
市岡正一∥著  
イチオカ マサカズ  
出版地 東京
版元(出版者) 博文社
出版年・書写年 明治22年刊
出版年・書写年(西暦) 1889年
巻冊 第一編巻之一、巻之二;;2冊
丁数・ページ数 [3],7,77丁
大きさ(cm) 22.8×15.3cm
和漢書種別 その他
分類 法制/徳川幕府/法典、儀式、雑則////
書誌注記 画像は第一編巻之一23ウ・24オのみ公開;;書名は扉による;;;刊,活版,博文社蔵版;彩色図あり;第1編巻之1に序・例言・目次あり,巻之2巻末に正誤を付す,挿絵内容:(15ウ16オ)将軍宣下大礼の節諸侯以下登城の図.(16ウ17オ)[将軍宣下大礼の節諸侯以下登城の図]其二.(17ウ18オ)公家登城玄関前の図.(18ウ19オ)将軍宣下殿上規式の図.(19ウ20オ)[将軍宣下殿上規式の図]其二.(20ウ21オ)[将軍宣下殿上規式の図]其三.(21ウ22オ)[将軍宣下殿上規式の図]其四.(22ウ23オ)公家帰館饗応の図.(23ウ24オ)五位以下大広間出礼の図.(24ウ25オ)三家溜詰出礼の図.(26ウ27オ)将軍宣下済町入能の図.(27ウ28オ)[将軍宣下済町入能の図]其二.(38ウ39オ)式日大手登城の図.(39ウ)[式日大手登城の図其二].(40ウ41オ)西丸下馬の図.(49ウ50オ)紀伊家紅葉山予楽途中伴連の図.(50ウ51オ)[紀伊家紅葉山予楽途中伴連の図]其一.(51ウ52オ)[紀伊家紅葉山予楽途中伴連の図]其二.(52ウ53オ)[紀伊家紅葉山予楽途中伴連の図]其三.(53ウ54オ)[紀伊家紅葉山予楽途中伴連の図]其四.(54ウ55オ)[紀伊家紅葉山予楽途中伴連の図]其五.(55ウ56オ)[紀伊家紅葉山予楽途中伴連の図]其六.(58ウ59オ)一ツ橋門老中通行下坐の図.(60ウ61オ)大手内二の門内外下乗の図.(61ウ62オ)元旦諸大名役人出仕城内の図.(63ウ64オ)四品以上年始出仕の図.(65ウ66オ)年始賀儀の図.(67ウ68オ)諸家年始回勤の図.(687ウ69オ)[諸家年始回勤の図]其二.(70ウ71オ)謡初の図.(71ウ72オ)弓矢の舞の図并立会の謡.(72ウ)[弓矢の舞の図并立会の謡其二].(73ウ74オ)将軍の姫君登城途中の図.(74ウ75オ)[将軍の姫君登城途中の図]其二.(75ウ76オ)姫君座敷昇殿の図.(76ウ77オ)[駕籠とお末].;;;;|//////////////|/
資料解説 文化財ウィーク2016『いざ江戸城へ!』図録p.26「(巻2七夕の丁)五節句の一つである七夕は、牽牛・織女の二星が年に1度、7月7日の夜に天の川で逢うという中国の伝承にもとづく星祭りの行事です。機(はた)を織る織女にかけて、竿の先に5色の糸をかけて裁縫の上達を願い、近世以降は、短冊にした色紙に願いを書き、笹竹に飾るようになりました。江戸幕府は七夕を式日(しきじつ)と定め、当日、城内では、将軍をはじめ、老中、若年寄以下の武士も白の帷子(かたびら)・長上下(ながかみしも)を着用、御三家、御三卿以下の諸大名と、三千石以上の旗本の参賀を受け、贈答の儀が執り行われました。(Record of Tokugawa Period Prosperity volume 2)Tanabata, also known as the Star Festival, is an event inspired by a Chinese legend which states that once a year, on the night of July 7, the two stars Altair and Vega meet in the Milky Way. Derived from the legend of Vega being a Seamstress who operated looms, people would tie five different colors ofstring to a pole and wish for improvements in their sewing; starting in the early modern era, those wishes would be written on a long and narrow card then used to decorate a small bamboo plant. The Edo Shogunate prescribed Tanabata as a festival day and held a ceremony in which Daimyō and hatamoto would visit the Shōgun and exchange gifts with him.」/文化財ウィーク2016『いざ江戸城へ!』図録p.7「江戸時代には、幕府の公事を叙述することは禁じられていました。『徳川盛世禄』は、幕府に仕えていた著者が、明治時代になってから、わずかな記録と記憶を頼りに幕府の礼典・儀式を書いた絵入り本です。開いているのは、大広間での儀式の様子を描いた挿絵です。将軍が下段に立ち、二之間・三之間に諸大名が家格順に並んでいる様子が描かれています。礼席では、それぞれの大名が座る畳の目数まで厳格に決められていました。(Record of Tokugawa Period Prosperity volume 1  by Ichioka Masakazu)This illustration depicts a ceremony being held in the Ō-hiroma. The Shōgun is standing on the lower chamber and various Daimyō are positioned by order of household status in the Second and Third Chambers. Written in the Meiji period, this book describes ceremonies, rituals, and annual events held during the Edo period.」/文化財ウィーク2014リーフレットp.3文化財ウィーク2014リーフレットp.3「明治時代になってから編集された、江戸時代の典礼・儀式・年中行事等に関する1冊で、彩色の詳細な挿絵入りの本です。繁栄を極めた江戸が夢のように消えてしまい、もし今その事跡を記録する者がいなければ、後世必ずその実態が分からなくなるに違いない、という使命感のもとに編集されました。 著者の市岡正一は、かつて幕府に仕え、見聞したことは少なくないので、自ら編述したかった、と冒頭に記しています。(Tokugawa Seisei-roku (Record of Tokugawa Period Prosperity) )Written in the Meiji period, this book describes ceremonies, rituals, and annual events held during the Edo period. The author states that he wished to record what he had observed while working in the service of the Shogunate.」/文化財ウィーク2011(14)「徳川幕府の典礼・儀式(武家故実(ぶけこじつ))を可能な限り復元したいという意図を持って刊行された彩色絵入り本。著者はかつて幕府に仕え、明治時代は民法編輯局の官吏でした。江戸時代には公事(こうじ)を叙述することが禁じられていたため材料がなく、わずかに残された旧記と自身の記憶によって書いた、と巻頭の例言に断りがあります。細密に描かれた儀式や行事、礼服などの挿絵は、本書の最大の特色となっています。」/文化財ウィーク2003(74)「(23ウ・24オ)武家故実、年始等の儀式、五節句など年中行事について江戸城内での儀式や、一般武士の家での儀礼・慣行、婚礼・葬礼などの吉凶礼式、位階・身分により身につける礼服・制服の様々を述べ、多くの彩色画を挿入する。掲出の将軍宣下の式は、最大の礼典として「徳川氏叙任之次第」に、勅使下向から町入能まで詳述する。徳川幕府盛んなりし頃の状況、雰囲気を伝える好著である。」/文化財ウィーク2000リーフレットp.4「(23ウ・24オ)将軍宣下の後、下段に将軍が立ち、五位以下の大名等が二之間以下に平伏している。老中2人が二之間との境の襖を開け、武家一同からの賀儀を言上する場面である。」
件名 市岡正一(イチオカ マサカズ)(生没年未詳)
文庫名 東京誌料
請求記号 614-29-1/東614-029-001
資料コード 4301000969
製作者 東京都立図書館
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