カテゴリ /浮世絵
浮世絵種別 その他の浮世絵
画題等
「縞揃女弁慶」[安宅の松]  
シマゾロイ オンナ ベンケイ アタカ ノ マツ  
絵師・落款
歌川国芳  
一勇斎国芳画(芳桐印)  
出版地 江戸
版元
板元、久  
伊場屋 久兵衛  
出版年 天保 15年
1844年
改印等
画中文字 「をさな子もねたる安宅乃松カ鮓あふぎづけなる袖にすがりて 梅屋」
版種 大判/錦絵/竪
分類 ////
書誌注記 ;;;;;;;;;;;|//////////////|/
資料解説 2012大規模企画展(12) 「 「縞揃女弁慶」シリーズの錦絵の1枚です。展示資料11の絵と同じく、「安宅」を題材にしており、堺屋松五郎が創業した「松が鮨」(「安宅松が寿司」とも呼ばれていた)とかけています。堺屋松五郎は、握り寿司の考案者の一人と言われ、「松が鮨」は当時たいへんな人気だったそうです。当館では「縞揃女弁慶」シリーズ10枚のうち、9枚を所蔵しています。」,『江戸の食べもの』図録解説p.8「安宅(あたけ)にあった堺屋松五郎製するところの鮓即ち「安宅乃松か鮓」は文政期から非常にはやり出し、進物用によく利用された高級鮓である。(『甲子夜話』『江戸名物狂詩選』等。)「松がすし出来て世上すしの風一変し」とある『嬉遊笑覧』の記事を根拠に、ここを握りずしの考案者とする説もある。しかし両国の与兵衛説も有力なので、一軒の店に断定しない方がよさそうである。この握りずしは文政以後幾許もなく江戸中に拡まり、嘉永・安政頃には今までの馴鮓は江戸ではすたれていたと紀州原田某の見聞記『江戸自慢』にある。絵は画題に因んだ弁慶縞の美人が皿にとりわけたのを坊やがねだっているところで、折箱の蓋には「御膳・あたけ・さかゐ屋・松の寿之」の文字があり、皿には海老・光りものの握りずしと卵の巻鮓が識別できる。賛の狂歌は、「をさな子もねたる安宅乃松か鮓あふぎづけなる袖にすがりて 梅屋」。この松ヵ鮓は後に神田川添い・第六天寄の浅草平右衛門町に移った。参照写真はその店先を描いた錦絵で、文字部分を全て削った後摺版も存在する。」
件名 歌川国芳(ウタガワ クニヨシ)(1797-1862)
文庫名 東京誌料
請求記号 K662-20-9/東K662-020-009
資料コード 4300624600
製作者 東京都立図書館
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