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資料解説
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2024文化財ウィーク(13),シリーズ江戸城 8「今回は、秘密の部屋と「穴道」が記されている「[御本丸中奥絵図]」をご紹介します。右下に描かれた中庭の右にある「楓之間」の下に、小さな「御用之間」という部屋があります。この部屋は他の図面では名前が記されていません。実は、ここで将軍自らが書き物をしたり、書類に判を捺したりするため、この部屋のことはごく限られた腹心の者しか知らなかったということです。さらにその下方へ目を移すと、横向きに「穴道」と書き込まれた部分があります。この名称も他の図面には現れません。大奥との境目にあることから、将軍専用の非常脱出路ではないかとの推測もあります。(Pictorial Diagram of the Honmaru Central Palace)In the bottom right of this diagram is a small room labeled as “Goyōnoma.” This room, which is not labelled in any other drawings of the castle, was used by the Shōgun for tasks such as writing, and its existence was only known to a very limited number of people. Below it on the plan is a space labelled “hole path,” which is also absent in other drawings. One theory holds that because its location borders the Inner Palace, it may have been designed as an escape route specifically for the Shōgun.」,2011文化財ウィーク(27)「図名、作成年代とも不明ですが、中奥の西側一帯の御座所(将軍の居住空間)を描いた図です(図名は推定)。 御座所の構成は、代々の将軍の意向などでたびたび改造が行われたため一定ではありませんが、「御座之間」、「御休息」、「御小座敷」、茶室、能舞台、湯殿などから成っていました。図の右下「上ノ御錠口」の脇に「穴道」と記されています。これは大奥との境、中奥の最深部に設けられていることから、非常の際の将軍専用の抜け道ではないかという説もあります。」
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