資料解説
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2021文化財ウィーク電子展示資料解説p.13(34)「文久3年(1863)6月に焼失し、元治元年(1864)に再建された西の丸仮御殿の表・中奥の図です。この御殿は文久3年(1863)11月に焼失し、再建されなかった本丸御殿の代わりとなります。財政難のため、従来の西の丸御殿に比べ能舞台が無くなるなど構造が簡略化されました。この図には、2階の一部が記載された紙が貼られています。(Illustrated Map of the temporary Nishinomaru Palace) This plan shows the Front and Central Palaces of the temporary Nishinomaru Palace, which was destroyed by fire in June 1863 and rebuilt in 1864. This palace served as the substitute for the Honmaru Palace, which had been burned down in November 1863 and never rebuilt. Financial pressures meant that the new Nishinomaru Palace had a simpler construction than its predecessor. This map is overlaid with a sheet of paper showing a portion of the second floor of the palace.」,2010文化財ウィーク『黒船が来た!』図録解説p.24「展示資料55と同じく元治年間再建の西丸仮御殿の表・中奥の図。この西丸仮御殿は、従来の西丸御殿の構造 が大幅に簡略化された。大広間の中門は無くなり、白書院の代わりに黒書院が設けられ、屋根や天井 の格式も落とされている(「西丸御殿 表・中奥 比較対照表」参照)。 本図には、貼り紙があり、2階の1部分が記されている(図版は22ページ)。」
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