カテゴリ /江戸城
資料群 重要文化財
題名
大工手間本途内訳  
ダイク テマ ホント ウチワケ  
大工手間附  
ダイク テマズケ  
大工手間本途一(新補扉紙原題簽)、大工手間本途内訳一(後補表紙題簽)  
数量 1冊 (紙数47紙(新補扉紙共))
大きさ(cm) 13.3×20.0cm
建築区分
その他  
図面種類 書類
奥書印記等 「宝暦元年11月」の署名「作事奉行久松筑前守等4人、作事方大工頭、大棟梁等連署」 本途工数決定「宝暦元年11月」、改定「宝暦9年9月17日(朱書)」、再吟味「天保8年8月(別筆)」
書誌注記 ;;;;;;;;;;;|//////////////|/
資料解説 2014文化財ウィークリーフレットp.8「本途帳(ほんとちょう)とは、一種の建築積算(せきさん)資料集です。この『大工手間本途内訳(ほんとうちわけ)』では、大工がかけるべき手間(所要工数)を、建物の格ごとに、屋根や天井の仕様とともに示しています。「大工壱人ニ付(つき)」(大工1人当たり)「銀(ぎん)壱匁五分(いちもんめごぶ)米一升五合」(銀1匁5分[約2500円-3000円位か]、米1升5合)として、必要経費を計算しています。トップに記載されている「上々御家(じょうじょうのおいえ)格 屋根銅瓦葺(どうがわらぶき)格天井」は大広間と白書院で、「壱坪(ひとつぼ)ニ付百弐人」(1坪につき102人の手間が必要)と書かれています。次の「上之御家(じょうのおいえ) 御座之間 御休息」(いずれも中奥にある将軍の私邸)の1坪85人と比べると、大広間の造営に、いかに経費をかけているかが分かります。(Itemization of work required in the construction of Edo Castle)This is a record of the quantities of materials and personnel required for construction of the different palaces, turrets, houses, walls, and other structures in Edo Castle.」,2012文化財ウィーク(64)「建物の格・程度を、坪当り工数で示したのが、「本途」です。江戸時代初期以来の幕府工事における経験の蓄積から生まれました。建築工事の見積り・積算の根拠となる材料や労務の単価を記録しています。「上々御家 大広間 御白書院格 屋根銅瓦葺格天井(どうがわらぶきごうてんじょう) 壱坪付百弐人」などと記録しています。現代の積算関係資料に相当します。」,2003文化財ウィーク(75)「甲良家は、大棟梁の職務として建築書類を管理し、設計の他に工程管理、工事費用の見積を担当した。この冊子は大工手間に関する本途帳(積算資料集)で、大工の所要工数を建物の格、仕様、材料の別に従って示す。大広間・白書院は、最高ランクの仕様で、大工の所要工数は坪当たり102人である。本書の奥書に、宝暦元年11月で作事小普請奉行連署があり、同年幕府が積算制度を改正し、本途帳により合理的に積算するよう規定したことが裏付けられる。」
件名 本途帳
文庫名 東京誌料
請求記号 6158-2-1/東6158-002-001
資料コード 4300026586
製作者 東京都立図書館
画像の使用条件 パブリックドメイン (詳しくは「画像の使用について」を参照)

本資料のURL

/da/detail?tilcod=0000000002-00006396

画像使用申請の確認

画像の使用申請を行うことができます。 今すぐ申請フォームに移動しますか? 他にも使用したい画像がある場合は、「後でまとめて申請」をクリックすることで、最大20件までの画像をまとめて申請することができます。